ビタミンの所要量と必要量の違い

ビタミンの利用率には健康な人でも個人差がある。年齢、性別、労働量によってビタミン所要量は決まる

所要量とは最小必要量プラス安全圏の範囲

健康な人が脚気や壊血病などのビタミン欠乏症にかからないためにとらなければならないギリギリの数字が必要量です。つまりビタミンとして生理的な働きをするのに必要な最低限の分量が必要量というわけです。
所要量とは最小必要量プラス安全量のこと。ビタミンの利用率には、健康な人でも個人差があります。利用率のいちばん悪い人でも欠乏症にかからないように、個人差を見込んで、たとえばビタミンB1では最小必要量に20%を上乗せしたのが所要量です。この上乗せ率は、ビタミンによって変わります。
しかしこれもすべての人にあてはまる数値とはいえないため、年齢、性別、労働量によってあるいは、は妊産婦や授乳中といったケース別にビタミン所要量が決められています。

所要量は欠乏症にならないための目安

また薬用量と保健量という数字もあります。薬用量は病気の予防や治療のための量で、所要量をかなり超えた量になります。ビタミンCが所要量の数倍から数十倍の500ミリグラム~3グラム。ビタミンEなら20倍前後の50~〜600ミリグラムです。保健量は、所要量と薬用量とのあいだの量で、もっともいい健康状態を保つための量です。このようにビタミンは、とる量によって果たす役割が違ってくるわけで、所要量はあくまでも欠乏症にならないための目安だと理解すればいいでしょう。

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