ビタミンの単位表示の意味は

国際単位は使わない方向に進んでいるが、国際単位が普及してしまった国では、混乱を避けるためにIUとマイクログラムを併記。

国際単位は使わない方向に

ビタミンの所要量は、昔はIUという国際単位が使用されていましたが、いまはミリグラム(1グラムの1000分の1) かマイクログラム(1グラムの100万分の1) で表示されるようになっています。ビタミンが発見された当初は結晶として取り出せなかったため、重さを測って正確な量を求めることができず、シロネズミなどの実験動物に与えたときの効果で決められたのです。
たとえばビタミンAでは、ビタミンA酢酸3.44ミリグラムを含む油のもつ効力が1 国際単位IU) で、このA効力は、A欠乏の動物を治すために必要な最小量をこの標準の油と比較して決めます。
しかし現在ではすべてのビタミンが結晶取り出せるようになり、国際単位は必要ではなくなりました。

日本は国際単位にマイクログラムを併記

国際単位は使わない方向に進んでいますが、わが国のように食品成分表などで国際単位が普及してしまった国では、混乱を避けるために、IUとマイクログラムとが併記されています。アメリカではIUはいっさい採用されておらず、ビタミンA所要量は1000 マイクログラムと表記されています。ところがこれを1000IUと勘違いし、日本人のビタミン所要量(600マイクログラム=2000IUに相当)はアメリカ人の倍だと錯覚する人もいます。間違いのないようにしたい。

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