日頃、運動不足ですがどんなビタミンが必要でしょうか?

運動不足だと自覚しているのなら、ビタミンに頼るよりも、何か運動することを心がけるべきです。運動不足は、心肺機能が低下してスタミナがなくなるばかりか、肥満にもなり、さまざまな成人病の原因になります。そうした運動不足の弊害を、すべてビタミンで補うことは不可能だからです。

スタミナというのは、心肺機能の強弱に左右されるものです。長いあいだ運動不足でいると、心肺の予備力がだんだんと低下し、ちょっと速足で陛帽段を上っただけで脈拍が増加し、それがなかなか元に戻りません。

ここでいうスタミナは、生活におけるあらゆるスタミナを指します。仕事のときのスタミナはもちろん、徹夜でマージャンをするときのスタミナも、心肺機能の低下とともに低下していきます。

運動不足の弊害は、単にスタミナが低下するだけではありません。肥満を招き、そのため糖尿病、虚血性心疾患といわれる狭心症や心筋梗塞などの心臓病など、さまざまな成人病の原因になります。肥満が糖尿病の引き金になるのは、肥満のために糖質の代謝に欠かせないインスリンが不足するからです。

また運動不足は動脈硬化のもととなり、そのために狭心症や心筋梗塞、脳卒中の原因になります。「人は血管から老いる」といわれ、血管を老化させる「主犯」が動脈硬化。その動脈硬化の最大の原因が運動不足なのです。血管の若返り「血管を押し広げ血流を改善する“NO”」

また、最近では若い人でも突然血管がつまる人が増えており、食の欧米化と運動不足は深刻な状態です。じつはもう待った無しの状態にまできているのです。

もちろん動物性脂肪のとりすぎからコレステロールが増えることも、動脈硬化の大きな原因に違いありません。しかしそれ以上に運動不足が、動脈硬化の促進に大きな役割を果たしているといっても過言ではありません。そういうわけで、まず日ごろの運動不足を解消する方法を工夫しなければならないのです。そのうえでビタミンの力を借りる。という考え方が正しいのです。

運動不足による肥満や動脈硬化に、少しだけならビタミンで歯止めはかけられます。動脈硬化の予防のためには、ビタミンEビタミンB2をのむようにします。

ビタミンEは「若返りのビタミン」といわれるほど、老化防止に役立つビタミンです。血管の老化は、体内の脂肪分が酸化されてできる過酸化脂質が血管壁に付着するのが原因です。ビタミンEは、この過酸化脂質がつくられるのを防ぐとともに、血中のコレステロールが血管壁に付着するのも防いでくれるのです。
ビタミンB2は脂質をエネルギーに変えて、肥満や高脂血症を防ぎます。また動脈硬化の進行を抑えるためには、ビタミンCとパントテン酸も重要です。

ビタミンCは血管の細胞を丈夫にし、コレステロールが付着しないようにすると同時に、善玉コレステロールを増やす働きがあります。パントテン酸は、もともと脂肪の代謝や副腎皮質ホルモンをつくるさいに必要なビタミンですが、やはり善玉コレステロールを増やしてくれます。

運動不足

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