ビタミンA のとりすぎ 過剰摂取

ビタミンA のとりすぎ 過剰摂取 ビタミンの知恵・知識
ビタミンA のとりすぎ 過剰摂取

ビタミンA のとりすぎ 過剰摂取 にはどんな危険性が潜んでいるのでしょうか?急性中毒は脳に症状があらわれ、頭痛や吐き気に見舞われます。頭痛が特徴的であるほか、急性の過剰症としては脳脊髄液圧の上昇などがあります。

慢性中毒になると肝臓がはれたり、手足の骨がはれて痛みます。頭蓋内圧亢進症や皮膚のはげ落ち、口唇炎、脱毛症、食欲不振、筋肉痛などの症状が見られるビタミンA を多く含む食品 を紹介します。

ビタミンA は、油に溶けやすい性質を持つ脂溶性ビタミンです。多く含まれる食品は、ヤツメウナギ、豚レバー、鶏レバー、ウナギ、バター、鶏卵などの動物性食品です。

過剰症と欠乏症の症状に注意

ビタミンA のとりすぎは過剰症になるために気をつけなければなりません。注意しなければならないのは、過剰症と欠乏症の症状が似通っていることです。欠乏症が治っても、いつまでも大量摂取を続けていると反対に過剰症になってしまいます。

体内にとりこまれた ビタミンA は、いったん肝臓に貯蔵され、そこから目と各器官の粘膜へと運ばれます。

ところが過剰になった ビタミンA は肝臓に入れず、脂肪酸とくっついたままうろうろし、揚げ句の果ては、目と粘膜以外のAが必要でない組織にはいり込んでしまうのです。

ビタミンAの中毒

急性中毒は脳にあらわれます。過剰の ビタミンA が脊髄液の分泌を刺激して脊髄液が増え、そのために脳圧が高くなり、頭痛や吐き気が起こります。慢性中毒になると、肝臓がはれたり、手足の骨がはれて痛む症状があらわれます。

ビタミンA が中毒を起こすのは、人間の体には大量の ビタミンA に対する防衛組織が備わっていないからだと考えられます。

ただ、現在では食物が原因で ビタミンA の中毒が起こることはめったにありません。
一方、β力ロテン で中毒になることは皆無です。カロチンは吸収率が低く、かつ体内で ビタミンA に変わるのに時間がかかるので、大量にといっても一度に ビタミンA が増えないからです。

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ビタミンA のとりすぎ 過剰摂取

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コメント

  1. […] ビタミンAの過剰症の自覚症状は、食欲不振、頭痛、吐き気、かゆみ、脱毛、皮膚にフケのような小片がつく、くちびるが割れる、肝臓がはれる、神経が過敏になる、手足の骨が痛むなどです。ビタミンAの欠乏症とよく似ているので、なかには過剰症になっているのに、まだ不足していると思い込んでAの摂取を続けていたけていたというケースもあります。 ビタミンA 過剰症 詳細 […]