ビタミンAのとりすぎ

急性中毒は脳に症状があらわれ、頭痛や吐き気に見舞われる。慢性中毒になると肝臓がはれたり、手足の骨がはれて痛む。

過剰症と欠乏症の症状に注意

ビタミンAのとりすぎは過剰症になるために気をつけなければなりません。注意しなければならないのは、過剰症と欠乏症の症状が似通っていることです。欠乏症が治っても、いつまでも大量摂取を続けていると反対に過剰症になってしまいます。

体内にとりこまれたビタミンAは、いったん肝臓に貯蔵され、そこから目と各器官の粘膜へと運ばれます。ところが過剰になったAは肝臓に入れず、脂肪酸とくっついたままうろうろし、揚げ句の果ては、目と粘膜以外のAが必要でない組織にはいり込んでしまうのです。

ビタミンAの中毒

急性中毒は脳にあらわれます。過剰のビタミンAが脊髄液の分泌を刺激して脊髄液が増え、そのために脳圧が高くなり、頭痛や吐き気が起こります。慢性中毒になると、肝臓がはれたり、手足の骨がはれて痛む症状があらわれます。

ビタミンAが中毒を起こすのは、人間の体には大量のAに対する防衛組織が備わっていないからだと考えられます。ただ、現在では食物が原因でAの中毒が起こることはめったにありません。
一方、β力ロテンで中毒になることは皆無です。カロチンは吸収率が低く、かつ体内でAに変わるのに時間がかかるので、大量にといっても一度にAが増えないからです。

ビタミンAの摂りすぎ

ビタミンAの摂りすぎ

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