ビタミンが不足するとどんな病気にかかりやすくなる?

ビタミンA欠乏のトリ目、B1の脚気、C欠乏の壊血病、D欠乏のくる病、B2欠乏の口角炎、K欠乏の血液凝固障害などが代表的

ビタミン不足のリスク

ある特定のビタミンが不足すると、そのビタミンの欠乏症となり、重症化すれば生命が危うくなる病気もあります。ビタミン欠乏症のなかで昔からよく知られているのが、脚気と壊血病です。

脚気は、ビタミンB1が不足して起こる病気です。脚気になると足がだるくなり、階段を上るときに動悸・息切れがする、食欲がない、食後に胃もたれがする、などの症状が出ます。

急性で重症の脚気は、突然、心臓が停止し、急性心不全の状態となり死亡します。ビタミンB1を含む食品は、胚芽精米、豆、芋類、豚肉などです。これらの食品は美味ではないため、世の中がグルメ化すると疎遠になりがちです。従来の伝統食を食べる機会を減らさないように注意します。
玄米に雑穀を加えた主食にすると早く改善します。

脚気はビタミンB1不足

音は、米は玄米か七分づきにして食べたため、自動的にビタミンB1の多い米ぬかを食べていました。ところが江戸時代になると、精米技術が発達し、地方はともかく将軍のお膝元の江戸では、白米を食べる人が多かったため脚気になり、死亡する人が続出しました。

江戸ではニワトリも餌に白米を与えられるため脚気を患ってしまいました。しかし当時は脚気の原因がわからなかったので、人びとから「江戸患い」と恐れられていました。

脚気の原因がビタミンB1不足だとつきとめたのは1910年のことです。ポーランド生まれのフンクという学者がBlの発見者となっています。

歯ぐきから血が出たら壊血病

一方、ビタミンCが欠乏して起こるのが壊血病です。壊血病にかかると歯ぐきの出血に始まり、全身に出血が見られるようになり、重症化すると死んでしまいます。

大昔は、やはり壊血病の原因がわからず、長い航海を続ける海軍の水兵や商船の船員がビタミンC不足でバタバタと倒れ、恐慌をきたしたこともあります。
なかでも歴史に残る話は、喜望峰を発見したバスコ・夕・ガマの航海での出来事です。
1497年、喜望峰の発見によってインドへの東回りの航路を切り開いた喜びも束の間、パスコ・夕・ガマの船では、160人の乗組員のうち何と100人もが壊血病で死んでしまいました。

わが国でも、明治時代には海軍の水兵に壊血病が多発しました。しかし、当時レモンを食べれば壊血病にならないことを発見。それまで和食だった水兵の食事をレモンを添えた洋食に切替え、海軍から壊血病を一掃た歴史があります。

ビタミンCの欠乏

ビタミンCはアスコルビン酸という物質名でも呼ばれますが、それは抗壊血病作用のある酸という意味です。大昔は壌血病が多かったため、そのように命名されたわけです。
そのほかよく知られているビタミン欠乏症には、ビタミンA欠乏のトリ目(夜盲症)、D欠乏のくる病、B2欠乏の口角炎、K欠乏の血液凝固障害などがあります。

ビタミン不足による欠乏症

ビタミン不足による病気

ビタミン不足による病気

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