失われる ビタミン 体からすぐに排泄されてしまう ビタミン はどんな ビタミン でしょうか。水溶性のビタミンはいくら大量にとっても危険はありません。ビタミン類は体内でお互いの欠点を補い合って「共存共栄」しています。余分な水溶性のビタミンは尿から排泄されます。余分にとっても体に必要とされない量は尿で排泄されてしまいます。ですから逆を言えば毎日、摂取が必要であるということでもあります。
重要なビタミンは毎日とるのが望ましい
脂溶性のビタミンには、 ビタミンA のように、過剰にとると過剰症を起こすものがあるのに対し、水溶性のビタミンの場合は、いくら大量にとっても危険はありません。
水溶性のビタミンは、血液中の濃度が高くなると、すぐに腎臓から尿へ排泄されてしまうからです。
したがって水溶性のビタミンは、毎日、それぞれの所要量をとらないと、すぐに足りなくなってしまいます。常にビタミンをとり続けることが必要です。特に ビタミンB1 や ビタミンC などは現代人が不足しがちなビタミンです。意識しながらビタミン補給を続けましょう。口内炎ができやすい人の場合 ビタミンB2 が慢性的に不足していると思われます。水溶性ビタミンはやや多めにとるのが最近の考え方です。
水溶性のビタミンは
のビタミンB群 です。
おもしろいことにビタミン頬は、体内でお互いの欠点を補い合って「共存共栄」しているのです。たとえば ビタミンA は ビタミンC や E が体内でできるだけ長くとどまれるように働いています。ですから ビタミンC は ビタミンA が十分に足りていれば長持ちするというわけです。
ビタミンE には過剰症はない
同じ脂溶性のビタミンでも、ビタミンE は ビタミンA と違って過剰症を起こすことはありません。その理由は、全身の脂肪組織に大量に入りこむためと考えられています。
たとえば医師が ビタミンE を治療のために使うとき、1 日必要量の 20 ~ 40 倍も投与することがありますが、そのために副作用があったという報告は皆無です。必要量の 40 倍といっても、1 g にも満たない微量なのです。
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